PSVRと同じ2016年10月13日に発売されたのが、PSVR専用設計を謳うヘッドホン「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」。
PSVR同時発売&PSVR専用なのだから、当然ソニー製と思ってしまうところですが、メーカーはゲーム周辺機器メーカのホリ(HORI)。
当初買う気はなかったのですが、PSVRのシネマティックモードのあまりの出来の良さに、
これからは映画はテレビではなく、PSVRで見るんじゃー!
そのためにはPSVRの着脱がしやすくて、シネマティックモードに負けないくらい大迫力での高音質なヘッドホンが必要なんじゃー!
と思い込み、PSVRに最適なヘッドホンを探し辿り着いてしまったのがホリ(HORI)の「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」だったわけです。
手元に商品が届いたので、自宅にあるヘッドホン、イヤホンと比較しつつ、PSVRにオススメなヘッドホンとは何か考えてみました。
◆PS5(プレイステーション5) 予約・販売 情報 まとめ
【セール情報】
☆先行セール開催中!10月19、20日「Amazon プライム感謝祭」
・Apple製品多数!プライム感謝祭セール商品をチェック
・エントリーしないと損!プライム感謝祭で【最大10%還元】ポイントアップキャンペーン
☆プレステ&スイッチ用ゲームや周辺機器が在庫処分特価!
・楽天ブックス「ゲーム・おもちゃ在庫一掃SALE」会場へ
☆数量限定&期間限定!iPad、AppleWatch、さらにはFireTV他Amazonデバイス在庫一掃特価
・ヤマダウェブコム「パソコン&タブレット在庫一掃セール」会場へ
1、PSVR専用設計ヘッドホン「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」の特徴
前述のとおり、ホリ製「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」(6,243円2016年10/23時点)はPSVR専用設計。
すなわち"mede for PSVR"なわけです。
どんなところがPSVR専用設計かというと、
特徴1、ネックバンドスタイルなので、本品を装着したままPSVRの着脱が可能!
特徴2、ヘッドバンド同梱で、体を動かすプレイでもしっかり固定
特徴3、密閉式イヤーパッドで更なる没入感!
といったあたり。
「さすが”made for PSVR”という感じの特徴がそろっている!」
と、買うときは思いました…
2、比較するのはソニーのヘッドホンとエレコムのイヤホン
これがネックバンド ヘッドホン for PlayStation VRの中身。
ヘッドフォン本体は、通常よりもやや小ぶりな感じでしょうか。
一番右側がPSVRと接続する音声ケーブル、真ん中がヘッドバンドです。
カバンで持ち運びやすいよう、こんな風に変形が可能です。
ネックバンドにはワンポイントのPSロゴがついてます。
PSVRへの装着のしやすさと、音質を比べてみたのは以下のイヤホンとヘッドホン。
まずはこちら「エレコム ステレオイヤホン マイク付 からまりを防ぐフラットケーブル 1.2m(Y型) iPhone/スマホ対応 大口径10.7mmドライバー採用 グリーン パープル EHP-CS3560MGPU」(1,270円 amazon2016年10月22日時点)
音楽を楽しむことはもちろん、通話もできるマイク付きで、マイクには着信応答、通話終了スイッチの他、ボリュームコントトーラーもついています。
そしてもう一つ「SONY EXTRA BASS 密閉型ヘッドホン ブラック MDR-XB450/B」(3,350円amazon2016年10月22日時点)
ベースブースターによって重低音のグルーブ感を余すところなく伝え迫力の重低音を再生。からみにくいセレーションケーブル採用です。
比較のためにプレイしてみたのは、「シナスタジア」(共感覚)をコンセプトとした音楽シューティングゲーム"Rez Infinite"
映像、音楽のシンクロによりプレイしているうちに音楽と自分自身が一体になっていくかのようなグルーブ感が味わえる、PSVRでの音楽再生環境を試すにはもってこいのゲームです。
ということで早速、それぞれを装着してプレイしてみた感想です。
3、ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR試してみた
PSVR専用設計を謳う「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」ですが、まずは同梱のヘッドバンドはつけずにプレイ。
ネックバンド式なので頭を押さえらえず圧迫感がないのは○。
また肝心のヘッドホンをつけたままでのPSVRの装着も簡単に行うことができます。
っが、、、
ヘッドバンドをつけない状態では、プレイするまでもなくヘッドホンがずるずると落ちはじめ、ゲームを始めるとすぐに外れてしまう始末。
とてもプレイには耐えられません…
そこでやむなくオプションのヘッドバンドを本体に取り付け再挑戦。
さすがにプレイ中も本体が頭から外れることはなくなりました。
ただヘッドバンドをつけているとPSVR装着時にヘッドバンドとPSVR本体が干渉して、装着のしやすさは損なわれてしまうため、何のためのPSVR専用設計なのか存在意義を問いただしたい気持ちになってきます。
専用設計として、唯一評価したいのは音声ケーブルの長さ。
通常のイヤホンやヘッドホンのケーブルをPSVRにつなげると長さを持て余してしまい邪魔ですが「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」ケーブル長は約60cmと短く、長さを持て余すことがありません。
もう少し長くてもいいかもと思う部分はありますが、後述するイヤホンやヘッドホンのケーブルの長さと比べて取り回しやすい長さと言えます。
次に装着感ですが、密閉式イヤーパッドで耳をすっぽり覆ってしまうヘッドホンなので、周囲の音はほとんど聞こえず没入感はなかなかのものです。
ただ肝心の音については、ひどいとは言わないまでもお世辞にも良いとは言えないレベルでした。
また密閉式イヤーパッドの欠点として、しばらくプレイしていると耳がムレます。
この記事を書いている秋でさえも暑さを感じるレベルなので、夏にプレイするのはなかなかしんどいかもしれません。
4、エレコムのイヤホンEHP-CS3560MGPUをPSVRで試してみた
次に試したのは、エレコム ステレオイヤホン マイク付 からまりを防ぐフラットケーブル 1.2m(Y型) iPhone/スマホ対応 大口径10.7mmドライバー採用 グリーン パープル EHP-CS3560MGPU(以下EHP-CS3560MGPU)。
イヤホンですのでヘッドホンのようにPSVRと干渉することがなく、こちらもスムーズに着脱が可能。
ただし、ケーブルは細く長いため視界の狭いPSVRでは取り回しが良いとは言えません。理想のケーブル長は70-80cm位でしょうか。
装着後も耳廻りは涼しいまま、外の音は多少なりとも聞こえてはしまいます。
ただPSVRをかぶっていると、視界が完全に遮断されてしまうので外の音が少し聞こえるほうが安全というか安心な気もします。
音質についてはが可もなく不可もなく。
ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VRに比べれば、クリアで聞きやすいと感じます。
なおEHP-CS3560MGPUの場合、独自のボリュームコントローラーがついているため、PSVRでの音量変更に加えてイヤホン側でも音量調整を行う必要があるのはネックと言えます。
5、ソニーのヘッドホンMDR-XB450をPSVRで試してみた
最後に試すのは「SONY EXTRA BASS 密閉型ヘッドホン ブラック MDR-XB450/B」(以下MDR-XB450)。
高級機ではありませんが、重低音の再生に強みがあり音の再生という意味ではネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR、EHP-CS3560MGPUから頭ひとつ抜け出た存在です。
SONY EXTRA BASS 密閉型ヘッドホン ブラック MDR-XB450/B
問題は、装着したままPSVRをつけられるかどうか。
ソニーのヘッドホンをつけ、PSVRを頭に取り付けてみると…
すんなり取り付けられました!
MDR-XB450の場合ヘッドバンドは樹脂製で固いものの、比較的薄めに作られており、頭の大きい人でなければ余裕をもってPSVRを装着することができます。
ヘッドバンド部は固いので装着時にPSVRを当たるのは気になるとことではありますが、PSVR側の調節幅に余裕があるのか無理に取り付けている感じはありません。
慣れてしまえばあまり違和感なく装着することができるでしょう。
またMDR-XB450のケーブルはきしめんのように太く、セレーションケーブルと呼ばれるからみにくいものになっています。これによってPSVR装着時にもケーブルの存在に気づきやすく、からまりにくいの安心してプレイに没入することが可能です。
もちろん音については言うことなし。
重低音が効き過ぎと思われるくらい耳に響いてくる感じです。
難を言えばヘッドホンなので長時間プレイしているとムレるということ。
ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VRと比べて耳と接触するクッション部分が多いため、快適な反面ムレやすいように感じられました。
6、PSVRに最適なヘッドホンとは?
ホリ「ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR」、エレコム「EHP-CS3560MGPU」、ソニー「MDR-XB450」でREZ Infiniteを遊び比べてみましたが、結論としては
MDR-XB450>=EHP-CS3560MGPU>>>ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VR
でしょうか…orz
ホリ製 ネックバンド ヘッドホン for PlayStation VRはせっかくのPSVR専用設計でありながら、取り付けやすさ、音質の両面で満足いくレベルにはないというのが個人的な感想です。
せめてヘッドバンドをつけずに装着して、PSVRを快適に遊ぶことができればよかったのですが…
というかそもそも、ソニーのヘッドホンMDR-XB450のように専用設計ではないヘッドホンを装着したまま、PSVRを着脱できるのであれば専用機を買う必要がありません。
SONY EXTRA BASS 密閉型ヘッドホン ブラック MDR-XB450/B
もちろんヘッドホンの形状によって装着できない場合も多いと思うので、たまたまソニーのヘッドホンMDR-XB450とPSVRの相性が良かっただけなのかもしれませんが。
改めて3つの機種を比べてみて、PSVRにオススメなヘッドホンの条件を考えてみると
①ヘッドホンをつけたままPSVRの着脱が容易に行える
→イヤホン、ネックバンド方式のヘッドホンはもちろんですが、通常のヘッドホンでもヘッドバンド部分が薄い形状であればそのまま装着可能なケースも。
ヘッドホンにこだわる場合は、ヘッドバンドが薄いものを選びましょう
②適度なケーブル長
→PSVRのヘッドセット本体と、音声ケーブルをつなぐリモコン部分の間の長さは約50cm。通常のヘッドゴンのケーブルは1m以上あるため、かなりケーブルが余ってしまいます。有線の場合は、なるべくケーブルが短いものか長さが調節可能なリールタイプがオススメです。
③無線接続ではなく、有線接続
→ヘッドホンをBluetoothなどの無線で接続を行うと、PSVRが持っている3Dサウンド機能が使用できなくなってしまいます(PSVRの3DサウンドはPSVRについているリンクボックスへの有線接続時にしか機能しないため)。ケーブルは少し邪魔ですが、PSVRで使用を前提にするのであれば有線接続タイプのヘッドホンを選んでください。
④音質が良いこと
→ヘッドホンなので当たり前の基本機能ですが。せっかくのPSVRの迫力画像も音がチープだと、その迫力を満喫することはできません。ただ音質を追求すると際限なくお金がかかってしまうので、ご自身の予算に合わせてレビューで評価の高いものを選んでみるのが良いと思います。
といったあたりでしょうか。
上記踏まえ、個人的にPSVRでオススメなヘッドホンは「SONY 密閉型オンイヤーヘッドホン MDR-ZX660」。
薄いヘッドバンド、絡まりにくいセレーションケーブル採用、4色の豊富なカラーバリエーション、そして何よりも安心なのが、PSVRの体験会で最もよく使用されていたヘッドホンである点。
ある意味、ソニーのお墨付きPSVR向きヘッドホンと言えると思います。
またPlayStation用のヘッドホンと言えばソニー「プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット」
7.1chバーチャルサラウンドやワイヤレス接続などまさにプレミアムな機能満載のヘッドホンです。
「プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット」自体はBluetoothを使用したワイヤレス接続が可能ですが、前述のとおりPSVRで3Dサウンドを楽しむには有線接続が必須です。
さすが公式だけあって、この点もしっかり勘案されており、付属の音声ケーブルを使用してPSVR本体と有線接続可能な仕様になっています。
私も発売されたら店頭で触って試してみたいと思います。
プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット (CUHJ-15005)
【関連記事】 結論から言えばPSVRユーザーにとってPS4 Proはマストバイアイテムです!何がそんなにマストバイなのか検証動画交えガッツリご紹介
・非4KのPSVRユーザーは、PS4 Proを購入すべきか?
非4KのPSVRユーザーは、PS4 Proを購入すべきか?
【PSVR(専用・対応)ソフトはコチラ】
PlayStation VR WORLDS(VR専用) - PS4
PlayStationVR WORLDS収録タイトルである「The London Heist」「Ocean Descent」の体験レビューは以下の記事をご覧ください。
【関連記事】
・PlayStationVR WORLDS「The London Heist」 体験レビュー
・PlayStationVR WORLDS 「Ocean Descent」 体験レビュー
バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer. 【CEROレーティング「Z」】 (【数量限定特典】Survival Pack: Shotgun Set 同梱) - PS4
【売れてます!あると便利な周辺グッズ】
CYBER ・ VR収納ケース ( PS VR 用) ブラック