PSVR(プレイステーションVR)「The London Heist」は、主人公がロンドンギャングの一味となって、他のギャングとの銃撃戦やカーチェイスを繰り広げるガンシューティングアクション。
別レビューで紹介した「Ocean Descent(旧The Deep)」等、5本のPSVRソフトともにPSVRと同時発売の「PlayStationVR WORLD」というソフトに収録されて発売されます。
【関連記事】
・PSVR「PlayStationVR WORLD Ocean Descent」 体験レビュー
まだ発売前ですが、体験する機会を得ましたので「PlayStationVR WORLD」収録ソフト「The London Heist」の体験レビューをお届けしようと思います。
1、VRの世界に手を出せるという新感覚
絵柄は洋ゲーっぽさ満載、ゲームはガンシューティングと日本人にはなじみづらい感じは否めない作品ではあるものの、老若男女問わず体験すればVRの何たるかをもっとも感じさせる作品に仕上がっています。
僕自身はこれまで「Ocean Descent(旧The Deep)」「Rez infinite」「THE PLAYROOM VR(PlayStationVRをかぶらないヒーロー側)」と体験してきましたが、「The London Heist」が他のソフトと違うのはモーションコントローラーである「PlayStationMove」を使用するところ。
このPlayStationMoveがあることによって、PSVR(プレイステーションVR)の生み出す仮想現実の世界にまさしく手を出すことができるようになるのです。
コントローラーを使うと聞くと何やら難しい気がしてくるかもしれませんが、操作は極めて簡単。
使うボタンはPlayStationMoveの下部についているトリガーだけ。「The London Heist」の中ではPlayStationMoveが自分の手となり、トリガーを引くことで手を握り、トリガーを離すと手を広げます。
隣の説明員がPSVR(プレイステーションVR)をかぶせてくれた後、PlayStationMoveを両手に手渡してくれてゲームスタート。
画面は暗転し、ヘッドフォンからは車のエンジンをが轟き始め、徐々にゲームの世界へ誘います。
画面が明るくなるとそこは車の中。ストーリー的に現金輸送車か何か助手席に座っているのでしょう。
ふと右を見ると悪役にしか見えない厳ついマッチョな禿オヤジが運転中。こちらに何か話かけてくるのですが、英語なので全然理解できません。
再び正面に目を向けると、ボンネットの上に飲みかけのファーストフードのジュースが。
説明員が「ジュースを掴んでみてください」というので、恐る恐るPlayStationMoveを握る手を動かしてボンネットの上へ。
手とジュースが重なったあたりでトリガーを引くと、見事にPSVR(プレイステーションVR)の世界の中でジュースをつかむことができました。
文章で書くとすごく平易な感じを受けてしまうかもしれませんが、PlayStationMoveと腕の動きのシンクロに全く違和感がなく、360度の視界と合わせ本当にゲームの中に入り込んでしまったかのような錯覚を感じます。
握ったジュースを投げると、ゲーム上にある様々なものとぶつかりながら自然に落下。
他のものとぶつかったときの動きは多少の雑さもありますが、想像を超えるスムーズさで、オープニングからPSVR(プレイステーションVR)の底力を感じさせてくれる仕上がりです。
2、装填の間に敵から視点が離れる恐怖
となりのマッチョが何やらよくわからない英語で叫び、主人公にマシンガンを手渡すとゲームスタート、ガンシューティングパートが始まります。
The London Heistと従来型のガンシューティングとの大きな違いは、弾の装填方法。
車内に転がっている弾倉をPlayStationMoveで握り、主人公の持つマシンガンへ差し込むことで弾が装填されます。
当然ながら弾を装填している間はマシンガンや弾倉を見ているため敵の姿を見ることはできず、従来のガンシューティングでは描くことのできなかった”装填の間に敵から視線が離れる”という緊張感を味わうことができます。
弾の着弾地点が少々わかりづらいのですが、PlayStationMoveを使用して狙いを定めることや視界の移動も極めてスムーズ。
車内での銃撃戦となるためシーンの変化は乏しいですが、視界が広く敵が左右前のいずれから攻撃してくるかわからないため、常に緊張感が切れることがありません。
車やバイクに乗った強盗集団と死闘を繰り広げていると、最後に現れるのが窓のない一台の黒い車。防弾仕様なのかマシンガンを撃ち込んでも外装がへこむだけで、破壊できる気配がありません。
それでもめげずに弾を打ち込んでいると、後部の扉が開き・・・
というところでゲームは終了。
3、PlayStationMoveがもたらすVRの現実感
PSVR(プレイステーションVR)のソフトを楽しむのも3作目ということで慣れもあるのかもしれませんが、Rezで感じられたようなVR疲れも全くなく、すごく良くできた遊園地のアトラクションに乗った後のような気分でした。
PSVR(プレイステーションVR)の生み出す世界は「The Deep」のように眺めているだけも十分に臨場感がありますが、PlayStationMoveを使用することで仮想世界に自らの手で影響を与えることができ、眺めているだけよりも何倍ものリアリティを感じることができます。
一部記事には他のVRデバイスと比べ「PlayStationMove」の操作性を低く評価するものもあり、PSVR(プレイステーションVR)を購入する上での大きな懸念材料でした。
ただ「The London Heist」で体験した限りは、自分の手の動きにスムーズに追随し、手を握ったり、離したりする動作も違和感を感じることはまったくありませんでした。
直後に中学生の娘が「The London Heist」を体験しているのを横から眺めていたのですが、銃のカートリッジを入れ替える動作は変な踊りの様w。
想像はしていましたが、「PlayStationMove」を使用するソフトの場合、プレイしている様子を外から見られるのはなかなか恥ずかしそうです。
PSVR(プレイステーションVR)「The London Heist」の体験レビューいかがだったでしょうか?
内容的に女の子向けとは思えなかったのでプレイ後の娘の反応が心配だったのですが、体験を終えた娘の一言は
「すげー、楽しかった!本当に物に触っているみたい。友達にもやらせたいから、絶対買ってね」と興奮冷めやらぬ様子。
体験可能な年齢であれば男女問わず楽しめるソフトだと思います。
The London Heistのプレイ動画はコチラ
4、PlayStationVR WORLDとは?
The London Heistを収録するPlayStation VR WORLDは、5本ものPSVR専用ソフトを収録したPSVRデビューユーザーに向けたソフト。
レビューでご紹介した「The London Heist」の他に
・深海の闇の中で、想像を絶するような巨大人食い鮫と遭遇するなど、海の恐怖も追体験できるダイビングシミュレーション「Ocean Descent」
・リュージュを駆けるストリートレーサーになってハイスピード世界を駆け抜ける「VR Luge」
・テニスやピンポン、エアーホッケーをモチーフにした近未来スポーツゲーム「Danger Ball」
・武装したマシンに乗り込み、ダンジョンを探索していく白熱のSFアクション「Scavengers Odyssey」
を収録。
それでいてお値段は4,327円(9/18時点amazon価格)とお手頃価格に設定されています。
PSVRは部分的に対応しているソフトも多く、PSVR専用ソフトはそれほど多くありません。
PSVR専用ソフトが5本も楽しめる「PlayStation VR WORLD」、PSVRとともにご家族に一枚いかがでしょうか?
【PR】もうすぐ年末、締め切りが近い!ふるさと納税でマウスコンピューターのタブレットPCやWindows 10 Mobile対応スマートフォンをゲット!
【PSVR(専用・対応)ソフトはコチラ】
PlayStation VR WORLDS(VR専用) - PS4
PlayStationVR WORLDS収録タイトルである「The London Heist」「Ocean Descent」の体験レビューは以下の記事をご覧ください。
【関連記事】
・PlayStationVR WORLDS「The London Heist」 体験レビュー
・PlayStationVR WORLDS 「Ocean Descent」 体験レビュー
バイオハザード7 レジデント イービル グロテスクVer. 【CEROレーティング「Z」】 (【数量限定特典】Survival Pack: Shotgun Set 同梱) - PS4
【PSVRを楽しむうえで必須の周辺機器はコチラ】
【PSVR本体はコチラ】
PlayStation VR PlayStation Camera同梱版