北米では2016年11月からデバイス&サービスが提供されていたGoogleのVRヘッドセット「Google Daydream View」。
VRオタな管理人は日本展開を今か今かと待ち続け、日本でサービスが開始される前から、海外ではGoogleDaydreamView対応端末に認定されている「GalaxyS8+(ドコモ版)」まで購入してしまったほど。
こんなに熱い思いで「GoogleDaydreamView」を待ち望んでいたにも関わらず、日本でのGoogleDaydreamViewの予約開始を数日遅れで知る事に。
慌ててGoogleStoreに駆け込みましたが、時すでに遅し‥予約は終了しており、ウェイティングリストへの登録しかできませんでした‥
一縷の望みを抱いてamazonを検索すると「Google Daydream View(並行輸入版)」の文字が、、
気になるお値段は8,456円(管理人購入時の価格)と日本版12,000円と比べてかなりリーズナブルな上に、日本では販売していなsnow(白)、Crimson(赤)も販売しているではありませんか!
「もしや、日本でも使える!?いや使えてほしい!」
という訳で、GoogleDaydreamViewを買えなかった管理人が、amazonで並行輸入版の「GoogleDaydreamView(snow)」を買って見ました。
果たして「GoogleDaydreamView(並行輸入版)」は、日本語環境で問題なく使用できるのでしょうか?
GoogleDaydreamView(並行輸入版)開封の儀
並行輸入版と言われると購入から到着まで時間がかかりそうな気がしますが、今回ポチった商品は並行輸入版とはいえ、国内在庫で安心のamazon.co.jp配送。
注文の翌日にはサクッと我が家に「GoogleDaydreamView(並行輸入版)」が到着してました。
販売元はamazonではなく出品者でったため、実際に商品が到着するまではパチモノが届いたり、中古品が届いたり、はたまた商品が届かないなんてこともあるのではとガクガクブルブルしていましたが、いざ到着してみると、見た感じ何の問題もない新品が。
箱の角に若干の凹みがありますが、許容範囲でしょう。
フタを開けると、まずはコントローラーが出てきます。
コントローラー部を引っ張って、本体を箱から引き出します。
箱の中身はGoogleDaydreamView本体と、コントローラー、説明書らしき物(日本語表記が無いため不明)、コントローラー用のストラップです。
管理人はこれまでPSVRやGearVR、スマホ用VRヘッドセットなどいくつかのVRヘッドセットを使ってきましたが、GoogleDaydreamViewはかなり異質なVRヘッドセットと感じます。
理由はそのカジュアルさ。
従来型のVRヘッドセットはプラスチック素材でゴツゴツしており、重さもずっしりですが、GoogleDaydreamViewは布製の素材を全面に押し出していて、色味も柔らか、見た目は目の疲れを取る健康グッズのように見えます。
また、特筆すべきはその軽さ。
PlayStationVRはケーブルをのぞくと610gで、なんと500ml入りのペットボトル重く、サムソンのGearVRは345g、GoogleDaydreamViewは220gとPSVRの約3分の1、GearVRと比べても30%以上軽くなっています。
ただGearVRやGoogleDaydreamViewはスマホを取り付けないと使用できないため、愛機GalaxyS8+(173g)を取り付けた状態で比較するとPlayStationVR610g、GearVR518g、GoogleDaydreamView393g。
スマホを取り付けた状態でもPSVRに比べて随分軽いことがわかります。
PlayStationVRの場合、ケーブルがかなり邪魔な上に重さも加わったりするので、実際のプレイシーンにおいては、GoogleDaydreamViewでのプレイはPlayStationVRに比べて相当にストレスが軽減されます。
ちなみにGalaxyS8+は、他機種と比べてかなり縦長の本体なのでGoogleDaydreamViewに取り付けてはみ出さないか心配でしたが、全くの杞憂でした。
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GoogleDaydreamViewのセットアップ
GoogleDayDreamViewを箱から出して一通り目で楽しんだら、次はセットアップ。
果たして並行輸入版はドコモ版GalaxyS8+で機能するのでしょうか。
機能しないと投入した8,456円が水の泡に‥
神の審判が下される!?緊張のセットアップです。
日本版発売日より早く手元に届いてしまったため、GoogleDayDream関連のアプリケーションが配信されているか心配でしたが、その点は問題なし。
GoogleDayDreamViewを楽しむのに必要なアプリ「Daydream」と「GoogleVRサービス」「Daydreamキーボード」は、日本のGooglePLAYでも好評配信中でした。
前述の通り、GoogleDayDreamViewの利用に祭しては様々なアプリをインストールする必要がありますが、最初に「Daydream」アプリをインストールしておけば、設定の途中で必要なアプリケーションのダウンロードを促してくれます。
アプリを起動すると
「VRを体験するにはDayDream対応のヘッドセットが必要です」
というメッセージが表示されます。
並行輸入版ですが、GoogleDayDreamViewを持っているので、堂々と「ヘッドセットをお持ちの場合」をクリック!
その後はひたすら注意表示が出たり、GoogleアカウントへのログインやPINの入力を求められたりしますが、肝心のGoogleDayDreamViewの出番はないままにDayDreamアプリのHOME画面へ。
DayDreamアプリは、GoogleDayDream専用のGooglePLAYのような存在で、DayDreamアプリから様々なVRアプリへアクセスすることができます。
スマホがDayDream対応のヘッドセットに装着されていない状態の場合は、VRではなく通常の2D表示で利用ができるようになっているので、VRアプリのダウンロード自体は2D表示で検索やダウンロードを行うほうが疲れなくて良さそうです。
DayDream対応のヘッドセットがなくとも、ここまでは進むことが可能。
とはいえ、このままではVRは体験できないまま。
ふとDayDreamアプリの右下を見ると、マスクのようなものが描かれた青いボタン(Cardboardアイコン)がっ!
ボタンを押すと「GoogleVRのチェックリスト」なるものが表示され、VR体験に必要となる項目をONに。
全てONにすると「コントローラーのペア設定」という画面が表示され、ここで初めてGoogleDayDreamViewが必要になります。
最初の画面で「コントローラーが見つかりません」と表示されたので、並行輸入版は非対応!?と怯えたものの、その後コントローラーのボタンを押すとあっさりとペアリングが終了。
「スマートフォンをDaydreamヘッドセットに装着してください」
というメッセージがスマホ上に表示されるので、スマホをGoogleDayDreamViewに装着すれば無事全ての設定が完了します。
結論、GoogleDaydreamView(並行輸入版)は、日本でも使用できるのか?
セットアップ完了以降、DayDreamはもちろん「Rez Infinite」 や「Youtube」、「GooglePLAY ムービー&TV」などのアプリをダウンロードして試しました。
日本語版GoogleDayDreamを購入していないので動作が比較できず、違いがあるかどうかを判断することはできませんが、今のことろ並行輸入版であるがゆえの不具合や使用制限的なものは確認できていません。
使用する人のスマホや通信キャリア等によって違いがでる可能性はありますが、私が試した限り、ドコモ版GalaxyS8+では、並行輸入版GoogleDayDreamViewは利用可能であると言えると思います(利用可能であることを保証するものではありません。並行輸入版の日本での利用はメーカーやキャリアのサポート対象外と思われます。購入・利用する場合は、あくまで自己責任でお願いします)。
GoogleDaydreamView(並行輸入版)のメリット?
すでに北米での発売から時間が経っている商品ということもあり、日本語版GoogleDayDreamViewも品薄解消には、それほど時間がかからないのではないかと思われます。
であればあえて並行輸入版を買う理由は無くなるのでしょうか?
答えはNoです。
管理人が考えるにGoogleDaydreamView(並行輸入版)を購入するメリットは
・日本語版に比べて価格が安い(場合が多い)
→管理人が購入したGoogleDaydreamView(並行輸入版)の価格は「8,456円」。日本語版12,000円と比べてかなりお買い得な価格です。日本語版と海外版の差異がパッケージや説明書らしき物の言語の違いだけであるとすれば、かなりお買い得な価格設定と言えると思います(ちなみにパッケージも説明書らしきものも、セットアップやGoogleDaydreamViewを使用する上では、全く必要ありませんでした)。
ただ出品者からの価格は日々変動するため、管理人の購入価格から大きく変動する可能性もあります。まずは値段をみて判断するのがいいかも知れません。
・日本未発売のカラー(Snow、Crimson)が購入できる
→北米ではSlate(濃いグレー)、Snow(白)、Crimson(ワインレッド)の3色で展開されているGoogleDaydreamViewですが、日本語版はSlateのみ。
Slateはいい色ですが、ガジェットっぽさが残るためカジュアルなGoogleDaydreamViewの素材感や軽さが失われてしまう気もします。
並行輸入版であれば、Snow(白)やCrimson(ワインレッド)も選択が可能
まるでアイマスクのようなカジュアルさで、とてもVRヘッドセットには見えません(笑)
GoogleDaydreamView(並行輸入版)は、どこで買えるの?
管理人が購入したのはamazonですが、調べて見たところ「楽天市場」や、「Yahooショッピング」でもGoogleDaydreamView(並行輸入版)は購入可能な模様。
並行輸入ということで、在庫数が潤沢な商品ではないため、在庫があって、価格がもっとも安いショップを選んで購入しましょう!