ソニーから発売されたヒアラブルヘッドワイヤレスヘッドセット「XperiaEarDuo(エクスペリア・イアー・デュオ)」。
耳を塞がない独自構造により、周囲の音とヘッドセットから再生される音楽の両方が聞こえるという、全く新しいコンセプトのヘッドセットです。
自転車に乗っている時や、マラソン中などはもちろん、友人や家族と一緒にいる時など、音楽は聞きたいけど周囲の音や会話は遮断したくないシチュエーションは結構多いもの。
最近では外音取り込み機能を持ったヘッドホンやイヤホンも増えており、管理人もソニーの「WI-1000X」なども試しました。
確かに音は聞こえるものの、周囲の音をマイクで拾うという構造上、風切り音やホワイトノイズが大きく、あまり実用的と言えません。
またヘッドホンやイヤホンからGoogleアシスタントやSiriといった音声アシスタントの操作が一般的になりつつありますが、音楽再生時以外にヘッドホンやイヤホンを付けっ放しにすることは無く、音楽再生中に電話をしたくなった場合ぐらいしか活躍の場がありません。
音声アシスタントがこれだけ発展している中、終日装着していられるヒアラブルなヘッドセットがあれば、ヘッドセットに話しかけるだけで多くの事が済ませられるはず!
というわけで、ものぐさな管理人的には発売前から気になっていた「XperiaEarDuo」なのですが、ポチるには大きな課題が‥
それはiPhoneでも「XperiaEarDuo」の機能が十分に活かせるのかということ。
「XperiaEarDuo」は、android端末である「Xperia」の名称を冠しているだけでなく、大きな売りの一つである音声アシスタント「Assistant for Xperia」が使用できないなど、iPhoneではandroidに比べて使える機能に制限があります。
加えて致命的だったのは、発売日に店頭でiPhoneをつなげて試聴してみたところ、なかなかペアリングができなかったり、ペアリングできてもタッチパットでの操作が全く行えずと、製品とはとても思えない完成度。
個体差なのかもと考え、iPhoneでの「XperiaEarDuo」実機試聴は数店舗で試しましたが、タッチパネルでコントロールできたお店は一軒も無し‥
店員に聞いても
「androidだったら問題ないんですけどね‥」
位の回答しか得られず途方に暮れていました。
っが、店頭で試聴した限り、最大のポイントである「周囲の音とヘッドセットから再生される音楽の両方が聞こえる」という点は偽り無しの満足度。
音楽も想像以上にしっかりとしたクオリティーで聞けたので、
「タッチパネル問題はファームアップデートでなんとかなる」
と、物凄い楽観的な考えのもと「XperiaEarDuo」をポッチちゃいました(笑)
というわけで、果たして「XperiaEarDuo」は、iPhoneでマトモに使えるのか?
iPhoneユーザーによる、iPhoneユーザーのための「XperiaEarDuo」レビューをお届けします!
【この記事でわかる事】
・iPhoneユーザーには使えない「XperiaEarDuo」の機能
→LINEメッセージ送信や、LINE MUSICが使用できない
→寿美菜子さんをアシスタントにできない
→Anytime Talkよ、お前もか
・iPhoneユーザーの「XperiaEarDuo」セットアップ
→店頭試聴と同様にアンコントローラブルなタッチパッド
→ファーム更新で、iPhone接続時のタッチパッド操作は改善されるのか?
・「XperiaEarDuo」の装着感
・「XperiaEarDuo」は音漏れするか?
・「XperiaEarDuo」で、Siriと戯れる
→「XperiaEarDuo」で、Siriに話しかけてみた
・結論!iPhoneユーザーは「XperiaEarDuo」を買うべきか?
【PR】ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットWH-1000XM2や、スマートスピーカーなど最新のソニー製品をふるさと納税でゲット!
iPhoneユーザーには使えない「XperiaEarDuo」の機能
はじめに断っておきますが「XperiaEarDuo」には、androidスマートホンでしか使えない機能が多くあります(涙)
具体的な例を挙げると
LINEメッセージ送信や、LINE MUSICが使用できない
android:Assistant for Xperia/LINE Clova/Googleアシスタントに対応
iPhone:Siriに対応
iPhoneで「Googleアシスタント」が使用できないのは仕方ないとしても、ソニーの音声アシスタント「Assistant for Xperia」やLINE「Clova」が使えないのは一体‥
結果として、iPhoneユーザーは「XperiaEarDuo」経由での「LINE」メッセージ送信、読み上げができません。
また当然ですが「XperiaEarDuo」からLINE MUSICを再生することもできませんのでご注意を。
寿美菜子さんをアシスタントにできない
LINE Clovaだけでなく、ソニーの音声アシスタント「Assistant for Xperia」も利用できません。
「Assistant for Xperia」で可能な、音声による電話発信やメッセージ送信はSiriで代替え可能なため、それほど致命傷ではありませんが、目玉の「デイリーアシスト機能」が使えないのは寂しいところ。
「デイリーアシスト機能」は、各種センサーによるユーザーの状況認識により、「Assistant for Xperia」欲しい情報を通知してくれる機能。
例えば、朝の通勤中に、天気やその日のひとこと、最新のニュースなどを読み上げる。また、オフィス到着時には、次のスケジュールを読み上げてくれます(ソニー公式HPより抜粋)
実用性のほどはわかりませんが、「けいおん!」などで有名な、寿美菜子さんのボイスによるアシストが受けられないのは、男としてなんだか残念でなりません。
Anytime Talkよ、お前もか
Anytime Talkは「XperiaEarDuo」装着時に最大5人のメンバーでトランシーバーのように通話ができる機能です。
全員が「XperiaEarDuo」を持っている、というグループがレアすぎる気がするので、利用シーンがあるのかどうかわかりませんが、使いこなしたらカッコよさそうな機能ではあります。
他にも「通知の読み上げ」や「タッチパッド操作のカスタマイズ」ができなかったり、ヘッドジェスチャー操作に一部制限があります。
iPhoneユーザーが「XperiaEarDuo」を購入する場合には、使用できない機能に問題がないか事前に必ず確認するようにしましょう。
【PR】憧れのCanon製ミラーレスや一眼レフは、ふるさと納税で手に入れろ!EOS M100も、EOS Kiss X9も選べます。しかも今ならamazonギフト券付き
iPhoneユーザーの「XperiaEarDuo」セットアップ
無謀にも購入してしまった「XperiaEarDuo」が到着したので、早速セットアップへ。
3万円近い値段とは思えない、まるでスイーツか何かのような小柄なパッケージです。
同梱物は
・充電器に入った本体
・リングサポーター左右各2
・充電ケーブル
・マニュアル類
のみ。
充電ケーブルは付属するものの充電器自体は同梱されていないので、持っていない場合はUSB充電器を別途購入しておきましょう。
マニュアルに書いてあるのはただ一言
「アプリをダウンロードせよ、そしてペアリングせよ(超意訳)」
ということだけ。
店頭試聴と同様にアンコントローラブルなタッチパッド
iPhone向けにはアプリさえ用意されていなかったらどうしよう‥と怯えつつ、Appstoreで「XperiaEarDuo」アプリをダウンロード。
次にiPhoneの設定からBluetoothを選び、「XperiaEarDuo(XEA20)」と接続。
アプリのダウンロード以外は、何度か店頭で試していたので、手慣れた作業。
無事接続できたので、アプリの起動前にタッチパッド操作を試す。
「アカン・・・」の一言。
再生しようとタッチパッドを押しても「ポン」となるだけで再生は始まらず、仕方ないのでiPhone側で再生ボタンを押すと音楽は再生されるものの、音量操作をしようとして、再生が止まってしまうこと多数。
長押しでSiriを起動しようとしても「トトん」という音がなるだけで反応しないなどなど、店頭で視聴してみた時同様に、タッチパネルからはアンコントローラブルでした‥
がしかし、ここまでは予想通り。
きっとアプリが全てを解消してくれる・・ことを祈りながらアプリを起動します。
アプリ起動の前にBlutoothペアリングが済んでいるにも関わらず、再度アプリからBlutoothペアリングを促すメッセージが。
アプリから再びBlutoothのペアリング画面へ遷移。
ペアリングが終了するとアプリのTOP画面へ、すると「新しいファームウェア更新」の文字が!
このファームウェア更新でタッチパッドの操作が改善されるはず・・・
なんの根拠もありませんが「今すぐ更新」をクリックしました!
ファームウェア更新について
ファームウェア更新には約30分ほどかかると表示され、その間は通話や音声などの機能が使用できません。またファームウェア更新を行うためにはXperiaEarDuoを充電ケースに戻す必要があるので、必ず充電ケースを用意して更新を行いましょう。なお管理人のXperiaEarDuoファームウェア更新にかかった時間は10分ほどでした。
ファーム更新で、iPhone接続時のタッチパッド操作は改善されるのか?
結論から書くと、だいぶマシになりました。
音楽の再生や一時停止ができるようになり、長押しでのSiri起動も可能に。
ボリュームコントロールは30%程度の確率で、間違って一時停止と判定されますが、慣れてくれば誤判定はかなり減ってきます。
ただ曲送りや(コントロールパッド2回押し)や、一曲前に戻る(コントロールパッド3回押し)は、かなりの難易度。
静かな部屋で落ち着いてやれば成功しますが、外を移動しながら自在にコントロールするのはかなり難易度が高いと思います。
理由は
- タッチパッド押下時に「XperiaEarDuo」が大きくて動くため、長押しと短押しをコントロールし難い
- タッチパッドを押下した際に再生されるSEの再生タイミングが微妙に遅く、タッチパッド短押しが何度認識されたのかわかりづらい
- 「XperiaEarDuo」装着状態でも外の音が全て聞こえるため、騒音の多い環境ではタッチパッドを押下した際に再生されるSEが聞き取り難い
ため。
いずれもiPhoneかandroidかという問題ではなく「XperiaEarDuo」の機能や、取り付け方法に起因する問題のためandroidでも同様の問題があると想定されます。
またiPhoneだからどうかは不明ですが、時折再生や一時停止が効かなくなることが。
上記のような事象が発生した際には、iPhone側で直接ミュージックプレーヤーアプリを操作すると、以降は再度操作が可能になります。
まだまだ発展途上感のあるタッチパッドですが、音楽の再生や一時停止にはほぼ問題がなく、ボリュームのアップダウンは慣れれば80%くらいの確率で操作が可能になる(笑)ので、ヘッドホンとしての実用には耐えうるレベルと言えると思います。
【PR】ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセットWH-1000XM2や、スマートスピーカーなど最新のソニー製品をふるさと納税でゲット!
「XperiaEarDuo」の装着感
「XperiaEarDuo」の装着感ですが、本体が軽いことと、耳をふさがないことが功を奏てか、極めて自然な装着感です。
イヤホンのように耳の中に圧迫を感じることも、ヘッドホンのように耳全体に圧迫感や暑苦しさを感じることもありません。
ただ耳に挟み込んで装着するタイプの危機であるため、耳たぶ部分にわずかな圧迫感と暖かさを感じます。
記事を書いている5月時点では、それほど不快感はありませんが、夏になると暑さを感じるかもしれません。
とはいえ、イヤホンやヘッドホンに比べれば装着時に感じる違和感はわずかで、音楽再生をしていかない時にも付けっ放しでいられます。
また本体が耳の裏側に隠れるようにデザインされているため、周囲からヘッドセットをしているように見えないのもポイント。
いくら「XperiaEarDuo」がヒアラブルでも、周囲の人にヘッドセットをつけているように見えてしまうと、話しかけてもらえなくなってしまうと思いますので。
メガネを装着していても一切干渉しない点はGood。
かけ心地の本当に良いヘッドセットです。
【PR】ふるさと納税で手に入るイヤホンあります!ネックバンド方式やイコライザー搭載の高機能モデルも、さらにamazonギフトコード付き
「XperiaEarDuo」は音漏れするか?
「XperiaEarDuo」の構造上、気になるのは”音も漏れがしないか”という点。
「XperiaEarDuo」は周囲の音がそのまま聞こえるため、走行中の電車など騒音の多い場所では、かなりボリュームを上げないと音楽を聞くことができません。
管理人はこれまで骨伝導ヘッドセットなども試した事があるのですが、かなりの音漏れがあり、ボリュームを上げることは憚れました。
隣に家族を座らせた状態で、「XperiaEarDuo」を走行中の電車で装着し、ボリュームを徐々に上げていき、音漏れがしていないか確認しましたが、最大ボリュームまで上げても
「音漏れは気にならない」
との結論でした。
静かな家の中では、ボリュームを最大近くまで上げると「音漏れがある」との回答だったので、完全に音が聞こえないわけではないのでしょうが、周囲の音にかき消されてしまうレベルのものなのだろうと思われます。
そもそも静かな環境であれば、ボリュームを上げなくても音楽は十分に聞こえるため、実用上は音漏れを心配することは無いでしょう。
音漏れについては、以下のロボットスタートさんの実験動画も参考になります。
【PR】超高還元率&有効期限無し!ふるさと納税で旅行に使える「HISギフトカード」がもらえる!家族旅行やギフトにも最適
「XperiaEarDuo」で、Siriと戯れる
iPhoneユーザーが「XperiaEarDuo」を購入する際に、もう一つ考えないといけないのが「音声アシスタント」について。
androidでは「LINE clova」「Assistant for Xperia」「Googleアシスタント」と、3つもの音声アシスタントに対応していますが、iPhoneはSiriのみです。
「音声アシスタントなんていらん!」
と思う人も多いかもしれませんが、ヒアラブルヘッドホン「XperiaEarDuo」の場合、音楽を再生していない時も含めて装着したままが基本。
マイクが搭載されているので電話の着信に応答することはもちろん、音声アシスタントを活用すると、電話の発信やメールの送信などを声だけ行うことができ、移動中などはかなり重宝します。
管理人の場合、家族でのショッピングやイベント参加時には音楽を再生しないままで「XperiaEarDuo」を耳に装着しっぱなし。
家族で別行動になった場合にも、電話の着信を聞き漏らすこともなくなりますし、荷物で両手がふさがっていても、声だけで簡単に電話をかけたりメールを送ったりすることができて非常に便利です。
商品カタログにもありますが、料理など家事の最中に使うのも便利そうです。
問題は「XperiaEarDuo」のマイクがどこまで音をきちんと拾えるかのかということと、Siriがどこまで的確なアシストをしてくれるかということ。
「XperiaEarDuo」で、Siriに話しかけてみた
「XperiaEarDuo」で、Siriを使用するには右のタッチパッドを長押しします。
長押しを成功させるコツは、「XperiaEarDuo」の操作音が鳴るまで押し続けること。
うまく長押しできると「XperiaEarDuo」の操作音がなった後にSiriの起動音がなり、音声コマンド入力待ち状態になります。
*操作音の後、Siriが起動するまで若干間があります
ここで
「XXXに電話」
「XXXにメッセージ」
などの音声コマンドを話せば、iPhoneに触れることなく電話をかけたりショートメッセージや、メールを送信することができます。
例えば、ショートメッセージを送る場合のやり取りは以下の通り。
「XXXにメッセージ」
「どんな内容にしますか?」
「○○○○○○」
「XXXさんへのメッセージは次の通りです。○○○○○○」
「送信してもよろしいですか?」
と言った感じ。
誤送信が無いように、Siriが本文を読み上げてくれるところが煩わしいですが、iPhoenに触れずにショートメッセージを送信すると、なんだか超能力者になったような気分が味わえます。
他にも、「明日の天気?」で天気予報を聞いたり、アーティスト名や曲名を指定して再生することも可能です。
肝心の音声認識の精度ですが、電話やメッセージの送信先、アーティスト名や曲名など、iPhoneに入っているデータを指定する場合にはかなりの精度で認識してくれます。
一方でメッセージ本文などについては認識を誤ることも多く、意図とは全く異なるメッセージになっていることも。
静かな環境で短いメッセージを送るのは問題ありませんが、環境音が多い外でのメッセージ送信や、長文の送信は難しいかもしれません。
【PR】有効期限無し!1万円のふるさと納税で、サーティワンアイスクリームやリンガーハットの商品券4,000円をゲット
結論!iPhoneユーザーは「XperiaEarDuo」を買うべきか?
耳を塞がない構造により、周囲の音とヘッドセットから再生される音楽の両方が聞こえるという、全く新しいコンセプトを打ち出した「XperiaEarDuo」。
店頭で視聴した際には、iPhoneではタッチパッドがまともに操作できず、かなり購入をためらいましたが、ファームアップにより(ほぼ)解消する結果となりました。
とは言え、不具合と思われる部分が残っていたり、操作に対する反応が一拍遅れるなど癖のある操作感であることは否めません。
今後のファームアップで、さらなる改善を期待したいところです。
なお記事中では特に触れていませんが、再生される音楽についても低音はやや弱いように感じる部分はあるものの、よっぽど音にこだわりのある人でなければ気になるレベルでは無く、想像以上にしっかりとした音楽が再生されます。
音漏れの心配もほぼ無いため、iPhoneユーザーであっても、音楽再生用であれば買って後悔のないヘッドセットだと思います。
一方で管理人が期待していたのは、ヘッドセットとしての機能よりも「XperiaEarDuo」が音楽再生時にもきちんと人との会話ができたり、周囲の音が聞こえるかという点、そして音声アシスタントをコントロールするために終日の着用に耐えうるのかと、音声アシスタントに意思を伝えることができるのかという点です。
結論から言うと、一定ボリュームまでであれば人との会話や周囲の音は十分に聞こえますし、軽くて圧迫感の無い「XperiaEarDuo」は、物理的にもファッション的にも十分終日の装着に耐えられるヘッドセットです。
難点は音声アシスタントに意思を伝えることができるのかという点で、Siriで試す限りメッセージ本文のような自由度の高い音声では、誤認識も多くあります。
ただ家の中のように静かな場所であれば、高い認識率を誇るため、デスクワーク中や家事中などであれば、音声だけでメッセージを送ることも実用レベルと言えます。
誤認識がヘッドセットのマイクの問題なのか、Siriの問題なのかは判然としませんが、SiriはGoogleアシスタントやamazon Alexaなどと比べて音声認識率が低いため、今後Siriの機能が向上すれば改善も期待できると思います。
ヒアラブルデバイスとして、音声アシスタントを自在にコントロールと言うレベルには至りませんが、音声だけで電話をかけたりメッセージが送れたりというのは試してみると本当に便利で、自分が超能力者になったのでは無いかと錯覚するレベルです。
今後ますます発展していくことが確実な音声アシスタント機能を、ヒアラブルデバイスでコントロールする。
「XperiaEarDuo」は、そんなちょっと未来の体験を味わうには十分なデバイスだと思います。